来るか?ウェアラブルの時代

週刊ダイヤモンドが、ウェアラブル・デバイスの特集をしています。

これは、サムスンがスマートウォッチ「ギャラクシーギア」を発売しての盛り上がりですね。
そのCMは、サンダーバードやスタートレック、ジャイアントロボなど、かつて「SF」と呼ばれた映画、ドラマのシーンをつなぎ「現実となった夢」を表現するものになっています。

うん、こんなふうにウェアラブル・デバイスは、未来の生活を描く象徴のようなものでしたよね。
そんな中、NIKE+の「FUELBAND」やGoogleの「グーグルグラス」など、その未来を具現化した製品が相次いで世に出てきて、一気にSFの世界が現実のものとなりつつなってきました。
SF好きな僕もウェアラブルにはすごく興味があって、連載しているコラムなどでも度々取り上げてきたわけです。

しかし、デバイスの機能としては、スマホでももはや十分な進化を遂げています。
そのスマホですら過渡期とするウェアラブルの価値とはなんなのでしょうか?
それは「常に身に付けている」という装着形態、そのものにあると思います。
つまり、自分の体の「内部環境」と、自分の周りの「外部の環境」の接点にこのデバイスがあるというのが、ポイントなわけです。

スマホであれば、自分が必要だと思ったときにしか手に取りません。
そうでないときは、カバンやポケットの中、またはデスクの上に置いてあるという状況。
つまり、自分が自覚したときにしかその機能は活用されないわけです。
しかし、ウェアラブルは、自分が必要と思っていないときでも内部と外部の環境をウォッチしています。
つまり、自分では無自覚にも関わらず、内部と外部の両環境を記録し続けているわけです。

なので、NIKE+の「FUELBAND」のようなフィットネスはもちろん、常に自分の体を管理するヘルスケアなどへの活用にはすごく適しています。
また、グーグルグラスなどのメガネ型などでは、自分が気づかないうちに何かが録画されているかもしれません。
また、自分の視点(体験)をネット上のアップして、人に提供したりすることもできるでしょう。
コンサートやスポーツ観戦などでいい席が取れたときには、その視点を売ることができるかもしれません(まあ現在は違法ですが・・・)。

広告での活用を考えると、ユーザーの運動量などから空腹時を計算し、位置情報との接点から、通りかかったファーストフードのお薦めを提示するなどということもできるでしょう。
以前、「人のまぶたの裏に広告をだせないか」と真剣に考えた僕からすると、夢のようなデバイスです。

ただ、米国では早くも「グーグルグラス禁止」などのレストランが出てきているとかで、ウェアラブルもやはりプライバシーとの折り合いが、その活用の範囲を決めるクリティカルな問題になりそうです。

そういえば、藤子不二雄のSF短編漫画に「タイムマシンは絶対に」というものがありました。
タイムマシンを発明した博士が、博士の妻と不倫関係にある助手に殺されるという話です。
人が知られたくない過去を持っている以上、絶対にタイムマシンは出来ないということですね。

ま、そんな問題もいずれは着地点が見えるもの。
今は、ウェアラブル時代の可能性にただただワクワクするばかりです。
そのうち、コンタクトレンズタイプのデバイスなんかも出てくるかもですねえ。

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