大人ドイツの旅「田舎町ツェレ」で見たものとは?

仕事でドイツに行ってきました。
「やれやれ、またドイツか」とは、村上春樹「ノルウェイの森」のはじまりの場面。
僕の場合は2回目なので、まったく詳しくありません。
前回はフランクフルトでしたが、今回はハノーファーを中心に北の方をウロウロしました。
まあ派手さはないですが、ここは大人の旅ということにしましょう。

さて、ドイツ料理といえば、ジャガイモとソーセージ。
マズいとはいいませんが、南フランスやイタリアなどの南欧の料理のように美味とまではいきません。
このへん、ちきりんさんの書籍「世界を歩いて考えよう!」に納得の解説があります。

欧州でも北欧やドイツなど北に位置する寒い地域の料理には、保存の利く塩漬けや酢料理、根菜類が多い。
一方、南フランス、イタリア、ギリシア、ポルトガル、スペインなど地中海に面した温暖な気候の地域では、新鮮な魚介類も豊富だし、取れ立ての生野菜をふんだんに楽しめる。
「調理」という定義が、北欧では「保存して冬を乗り切るための方法」なのに比べ、南欧では「美味しく食べるための方法」なのだから、勝負にならないというわけです。
ドイツ料理

さて、ドイツは年間を通じてどんより曇った天候が多いです。
欧州でもこういった場所では、太陽の光を求めて南の方へ旅行するニーズが高いようです。
これもちきりんさんの本からですが、
ドイツから海外への年間渡航者数は、フランスへの渡航が1位(約1200万人)。
一方、フランスから海外への年間渡航者数で、ドイツへの渡航は8位(約120万人)。
およそ、10分の1というドイツの片思いっぷりなのです。
ちなみに、イギリスとスペインもちょうど同じような関係です。

といっても、もちろんドイツにも素晴らしい場所はたくさんあります。
今回、ちょっと立ち寄ったツェレという田舎町は、ため息のでるほど美しい町でした。
ツェレ1

こんなふうに戦時の被害を逃れて、昔ながらの木枠の家がすべてそのまま残っているのです。
(一応、触れておくとアンネフランクが最後を迎えた収容所が近くにはあります)
小さな街並は、まるで童話の世界から飛び出してきたようです。
ツェレ2

午前中は、このように朝市が開かれています。
美しい花屋、根菜類を中心とした野菜、ソーセージやチーズの屋台などなど活気溢れる生活感が楽しめます。
ツェレ市場

木枠の家はそれぞれ個性的なデザインで、建築年などが彫り込まれています。
中でも「ホッペナーハウス」と呼ばれる家が、もっとも美しいという情報を得ました。
で、僕もグルグル歩き回って、そのホッペナーハウスを見つけました。
ホッペナー1

確かにひときわ凝ったデザインで美しいです。
ドイツ語なのでよく分かりませんが、「これがホッペナーハウス」的な説明看板もぶら下がっています。
ホッペナー2

ところで、このホッペナーハウスは、何を営んでいる店なのでしょう?
入り口をみて驚きました。
ホッペナー3

・・・アップルストアです。
正確にはその契約店(プレミアム・リセラー)ですが、店内はいわゆるアップルストアの内装とディスプレイがそのままでした。
いや、目のつけどころが違いますね。
ドイツに来る前に立ち寄ったパリでも、ノートルダム大聖堂のすぐ前に巨大なアップルストアが開店を控えて工事中でした。
そのうち日本でも、金閣寺や龍安寺の一角にアップルストアが出店するのではないかとさえ思えてきます。

えー、ドイツと関係なくなってきました。
今日は、このへんで(^^