カメがウサギに勝てた本当の理由

新社会人、新学期、転勤や転職での新しい職場環境や、昇格などによる新しい立場での仕事などなど、4月はいろんな人が新たなステージを迎える時期ですね。
電車やオフィスでも初々しい若者を見かけて、こちらもウキウキする一方、新しいチャレンジを始めた同僚を見てはソワソワしたりです。

この時期、僕はいつもイソップ物語の「ウサギとカメ」の寓話を思い出します。
僕はこの話が大好きで、よく話をするので聞いた人もいるかもですが、あらためて紹介しますね。

うさぎとかめ

この寓話は有名なので、ご存知ですよね。
ウサギとカメがかけっこをしていて、ウサギが油断をして昼寝をしていたらカメに抜かれてしまったという、例の話です。
この教訓は、「能力があっても油断をしてはいけません」とか、あるいは「能力がなくてもコツコツと地道な努力を続ければ報われる」というのが一般的でしょう。
でも本質的な読み解きは、次のような教訓ではないかというのです。

『ウサギはカメを見ていた。しかしカメはゴールを見ていた』

一見、二匹は互いに競争しているようです。
しかしカメは、初めからウサギのことなど関係なくひたすらゴールに向かって歩いていたのです。
それに比べ、ウサギはゴールよりもカメのことばかり気にしていた。
勝敗ではなく、課題に向かうカメの姿勢こそが教訓というわけです。

ライフステージが変わる時期には、他の人の動向がそわそわと気になったりもします。
でも他人と比較していたり、周りの評価ばかり気にしていては、ゴールを見失ってしまいます。
これは仕事でも、大げさにいえば人生でも一緒です。

本当のゴールが見えていれば、周りが走っていようが、休んでいようが関係ないですよね。
大事なことは、現在の自分のポジションを見極め、ゴールに向かってひとつひとつ課題をクリアしていくことだけです。
カメはそんなことを教えてくれているのではないでしょうか、という話。

日本の社会では、新卒一括採用システムからか、同期や同僚との競争や動向を必要以上に意識しすぎているように見えます。
もちろん、競争もいい方向に作用しているうちはいいのですが、それで自分の目指すところがブレてしまっては意味がないですよね。

ということで、毎年この時期になるとこの話を思い出して、カメを見習ってもう一度自分のゴールを確認することにしています。
はい、今日はこのへんで (^^

イラスト出典:「仁愛大学キャンパスブログ」より