現地速報:カンヌライオンズ2015 その1

今年もカンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバルに来ています。
昨年参加できなかったので、2年ぶりですね。

それにしても、南仏のコードダジュール沿いは、本当にすばらしい気候です。
目も開けられないくらいの眩しい陽とカラッとした空気。
その恩恵で食材に恵まれて、ワインやシーフードもびっくりするくらい美味しい。
いや、ここで広告祭をやろうと最初に目をつけた人に感謝するしかないですね。

カンヌ2015

さて、業界の潮流については、電通報という社のサイトにレポートしているので、こちらでは受賞の速報をしていこうかと思います。
昨晩はプロモ&アクティベーション、プレス(プリント広告)、ダイレクト、モバイルの4部門の発表がありました。

プロモ&アクティベーション部門のグランプリは、ボルボUKの「Life Paint」という施策。
ボルボは自動車と自転車の接触事故を防ごうと、ヘッドライトに反射して光るスプレー塗料を開発。
自転車に乗る人に使ってもらって、事故を減らす活動をしたというも。
自動車を売っていくための社会責任は、ここまで来てるんだなあと考えさせられますね。

プレス部門のグランプリは、ブエノスアイレス市の24時間自転車レンタルサービスの広告「Never Stop Riding」。
前輪と後輪の関係で、ずっと走り続けるということを表現したものですが、うーん、そんなに面白いかなあ。。。すみません。

never stop riding cannes

ダイレクト部門のグランプリは、米国ボルボの「Interception=アメフトで相手からボールを奪うこと」でした。
これは、アメリカのスーパーボウルの時に実施されたヒット施策ですね。
他の自動車メーカーのCMオンエア中に、ボルボ車をプレゼントしたい人の名前をツイートすると抽選で新車が当たるというもの。
以前、ペプシコーラがスーパーボウルのスポンサーを降りて、その予算でボランティア支援を始めた事例がありました。
今回のボルボもスポンサーを降りたあとの施策ですが、もっと直接的にその予算を使ったわけですね。まさにダイレクト。

モバイル部門のグランプリは、米国グーグルの「Card board」という施策。
段ボールのゴーグルにスマホを入れると簡単にヴァーチャル体験が楽しめるようになるキットを、サイトで配布しているものです。
テクノロジーサービスをこういうアナログなものと組み合わせるところが面白いということでしょうか。
うーん、これもなんか微妙ですね。

スクリーンショット(2015-06-23 18.57.09)

ちなみにこの日、会場を一番湧かせたのは、ダイレクトのゴールドを受賞した、MARC DORCELというアダルトビデオサービスの「#HANDSOFF(ハンズオフ)」という施策。
ネットでアダルトビデオの視聴が無料でできるが、その条件として両手をキーボードの上に置いておく(ハンズオン)必要があるというものです。
手を離すと映像が消えてしまいますが、#HANDSOFFの入力でこの条件が解除されるとともに課金されるというもの。
ホント、よく考えますよねえ。

という感じで、今のところの傾向としては、ものすごく斬新なアイデアで切り込むというより、小さなアイデアを丁寧にやりきるというものが多いように思います。
まだまだ続きますが、今日は、このへんで(^^